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Channel: マンガ大好き! ~漫画のよろず屋的ブログ
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マンガの演出、アニメの演出

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こんにちは。かどえもんです。

主にマンガの記事を書いているブログで
アニメ系の記事を書くなら
どんな感じのがいいかな・・・。

そんな切り口で
色々考えていると

マンガとアニメ
それぞれの
良さを比べてみるのは
どうだろう


という考えが浮かびました。

マンガとアニメって
結構関係は
近いと思っています。

あの人気漫画がアニメ化!
とか

Nアニメよりストーンオーシャン

人気アニメのコミカライズ
とか色々ありますもんね。

新世紀エヴァンゲリオン1巻。ほぼ同時期だったのでメディアミックスだったのかも。このパターンは少ないですが世界観を借りてマンガで展開は今も見かけますね。ガンダムとか。(´∀`*)

両メディアで共通して言えるのは
絵による情報量が
優れている点だと思いますが

アニメとマンガって、どちらも
そのメディアならではの
良さがありますよね。

例えば
アニメは間のとり方や
セリフのトーン、BGMなど


作り手の意図した演出を
見せやすくできる
良さがありますし



メイドインアビス1話より。風や地面を踏みしめる音。かわいいキャラに爽やかな雰囲気。序盤ですっかり騙される系演出ですね(泣)


マンガは見開きや
大ゴマによる印象付け等
ページをめくったときの驚きや


自分のペ-スで
読めるところも良さ。


ヒナまつりより。なぜこれを選んだかは自分でもわからないw

でも
もっと色々あるに違いない!

マンガ:読むもの。主に能動的。文字と絵で表現
アニメ:観るもの。主に受動的。音と絵で表現


程度には考えられるけれど
しっかり考えたことが
なかった・・・(´・ω・`)

いい機会なので
マンガとアニメにおける
双方の良さ

アニメではできないけど
マンガならできる表現や
その逆の表現なども
考えてみようと思います!


ゲームも! …って一瞬考えましたが、ややこしくなるので割愛しました(/ω\)

この記事で
各メディアならではの表現や
演出を意識して

もっと作品を
楽しめるようになれたなら
幸いです。


===================
マンガの表現!
===================

最も特徴的なのは
「観る」だけではなく「読む」点

ではないでしょうか。

漫画を読むって言いますから。(´∀`*)

自身で文字を読んで
絵を観て
ページをめくって。

例えば・・・

1ページ前で溜めて



オチを表現!

上2点ワンパンマン1話より。この2コマ、見開きなのですごいテンポでしたw

といった技法や


見開き、大ゴマなど

ウィッチウォッチ4巻。コマの大きさで緩急をつけてオチを際立たせる! 最近読んでツボでした(/ω\)

作者が印象付けたいと思う点を
しっかり表現できる
良さがあります。

また
マンガは主に
文字で語る媒体なので

文字遊び(言葉遊び?)
マンガならではの表現ですね。


強敵と書いて「とも」 その言葉に秘められた意味を瞬時に理解できることの素晴らしさ!アニメ上でも文字を表示させて表現することも可能 ですが、文字主体のマンガなら自然に表現できる技法ですね。※私の記憶ではめだかボックスもいい感じだったのですが、良い資料が見つからず・・・つД`)

文字を「’」などで強調すること
マンガならスマートに
表現できますね。


化物語 週刊マガジン2022年04~05号より


更に擬音(音喩)!

こちらもアニメでも時々見かけるので
「ならでは」というよりは
得意分野といったところでしょうか。

ジョジョの奇妙な冒険3巻より。アニメの場合、やりすぎると纏まりがない印象になることもありそう。

マンガの擬音(音喩)は

以前、記事にしておりますので

よろしければ参照ください(/ω\)


千差万別! 作品を彩る擬音たち

後は
コマの枠を超えて色々遊ぶのも
マンガならではの技法ですねw

ギガタウン漫符図譜より。2つの反応を見て、こっちに決めた!という流れをマンガならではの表現で。ちなみに本作「この世界の片隅に」で有名なこうの先生が描いた、資料価値の高い作品です。

マンガに関しては
小説的な表現が使えて
得意分野も光る印象です。


===================
アニメの表現!
===================

一方で
アニメといえば音の表現!

声、効果音、BGMなどは
アニメならではの
表現と言えますね。



カウボーイビバップのオープニング曲より。曲とカッコイイ雰囲気の映像が絶妙でした。そういえば本編前後に歌があるのもアニメならではですね。作品をイメージ付けることに役立っています。


表情+声のトーンで
キャラの特徴や心理を
容易に表現できますし



Vivi Fluorite Eye's song1話より。ぎこちない動きと無表情、抑揚の少ないトーンで主人公のロボっぽさを表現できています。


BGM1つで
シーンにおける雰囲気を
演出することもできます。



ゴールデンカムイ2期13話より人の皮で服を作っちゃう江渡貝くん( ゚д゚) ぱっと見怖いシーンでもBGMでコミカルな雰囲気になったりとか。(ゾンビ映画でもよくあるやつですね)マンガでも擬音や効果線などで雰囲気を表現できますが、アニメの方が表現幅は広いのでは!?


そして動き!

戦闘描写なんかは
マンガでもスピード感を
感じるものは多数ありますが

絵が動くだけに
アニメでは更に多彩な表現が可能!
と言えそうですね。

戦闘シーンなんかは特に! 鬼滅の刃遊郭編5話より

後思いついた
演出と言えば・・・

無音や白黒画面が
演出になり得るのもアニメならでは!?

印象的なシーンとして
心に残ることもありますね。


トップをねらえ!6話より。作品の最終話なのですが、全編ほぼ白黒で最後にカラーという構成でした。宇宙空間の戦闘を無音で行う演出もあったりと、色々挑戦的な作品でしたね。(´∀`*)近年ではどろろのOPや明日ちゃんのEDなんかも記憶に残ってます。

そんなに使われる演出ではないので
あくまでオマケということで。

・・・と書いていて
マンガでは逆に
カラーを使った演出もあることを
思い出しました。


からくりサーカス2002年36、37号より。敢えてこのページだけカラー。しかも赤だけ!とても素晴らしい演出だっただけに単行本では白黒だったのが残念…。アニメとマンガでは敢えての白黒、又はカラーが、どちらも印象付けるための演出になり得るのは面白いですね。


以上のことから
アニメは音と映像で
魅せてくれる!

…と言えるのでは。

全体的に演出の幅が広く

作り方次第で
色々面白いことができそうな
印象ですね。

===================
結局…
===================

分かりきっていたことですが
どっちもいいよね。
という感想しか無いw( ゚Д゚)

とはいえ
ならでは!
な演出の他にも

そのメディア両方で表現できる
演出があったり

得意な分野
不得意な分野もあることを
再認識しました。

特に「動き」や「間の取り方」
なんかはどちらも

そのメディアならではの
良さがある!

というのが理解できたのは
収穫でしたね。


ドラゴンボール19巻より。だからこそ、同じ作品のアニメ版もマンガ版も好きなんだなあ(´∀`*)


色なんかも
両メディアの違いとして
挙げられるかな~と
思いつつ

フルカラーマンガも
増えてますし・・。

最近は縦読みマンガや
動画で読むマンガなども
出てきていて
表現の幅が増えてきています。



ミュージアム【カラー縦読み版】より。縦読みマンガも独特の演出が見られるので、このへんも後々紹介できたらな~と思ってます。

アニメも
CGが広く用いられるようになって
表現の幅が広がっていますし


キングダム第3シリーズ12話より。CGにより工数(手間)がかからなくなった結果、こんな大群も!馬全部動いてます∑(゚д゚)

先ほど語った
動画で読むマンガなんかは
アニメとも言えるし
マンガとも言える

なので
これは同じマンガや
アニメという枠で
語って良いのか?

と悩むこともありますね(苦笑)


youtube『僕とロボコ』1話 完全版【ボイスコミック】より。僕とロボコの記事でも紹介したやつですね。アニメでもマンガでもなく、モーションコミックというジャンルと考えるべきなのかもしれない・・・。

何だか纏まりのない
まとめになってしまいましたが

アニメとマンガの
違いを理解しつつ

これからも
両方楽しんでいけたら
嬉しいですね。

この記事で語った点の他にも

まだまだ
そのメディアならではの
良さや出来ることが
あると思います

何か気づいたことがあれば
教えていただけると
幸いですよ。

というわけで。

あなたも
マンガとアニメ
両方楽しんでみませんか。


みんなちがって
みんないい。(´∀`*)

いつものあなたも。はじめてのあなたも。読んでくださってありがとう!
記事を楽しんでいただけたなら、ぽちって頂けると嬉しいです!

果たしてこれはアニメの記事と言えるのか…!?
・・というセルフツッコミはありつつ
漫画大好きでアニメ系記事を書くとすると・・・
って考えると、この辺がいい感じの落としどころかなと。
まだまだ色んな切り口でチャレンジして行こうと思っていますので
今後とも宜しくお願いいたします!(´∀`*)<ノルマ達成!

 


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