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Channel: マンガ大好き! ~漫画のよろず屋的ブログ
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サマータイムレンダ

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こんにちは。かどえもんです。

夏! ですね。

コロナの影響で相変わらず
色々とままならないですが

海、花火、クーラーの効いた部屋など
夏ならではの
楽しい要素ってありますよね~。(´∀`*)


肝試しも夏っぽい!?

そこで今回は
マンガでも夏っぽい作品を
楽しんでみようじゃないか!
ということで

サマータイムレンダ
紹介してみます。

1巻表紙

注意!
本作はサマータイムレンダの
ネタバレを含みます。

極力作品の魅力を伝えつつ
決定的なネタバレは
控えるつもりですが

少しでもネタバレ禁止な方は
そっとブラウザを閉じていただければ
幸いです(´・ω・`)

===================
サマータイムレンダって
どんなマンガ?

===================

2017年から2021年の期間
ジャンプ+で連載されていた
作品です。


作者は田中靖規(たなかやすき)先生。

2巻より、著者画像イメージ
週刊ジャンプで連載した実績もあります!



ストーリーは、とある夏の日に
主人公
網代慎平(あじろ しんぺい)

 

が、幼馴染の
小舟潮(こふね うしお)

が海の事故で
亡くなった知らせを聞き

故郷の日都ヶ島へ
戻るところから始まります。

※実在する島(友ヶ島)がモチーフになっています

ですが慎平は
色んな人から話を聞くうちに
他殺の可能性が
あることを知ります。

そこからいろいろと
不可解な現象や事件が起きて・・・



といったお話しです。

ひとことで表現すると

ひと夏の
めっちゃ不思議で大変な事件
のお話し

デス。

ジャンルはサスペンス系
一番近いと思われますが

タイムリープという要素は
SFのようでもあり

土着信仰や異形の者といった要素は
ホラーのようでもあります。


上5点、1巻より
何かそっち方面のイメージ!・・・で伝わるかしら(´・ω・`)
クトゥルフ神話系あたりでもイメージに近いかな
wikiではSFサスペンスと表現されていました



サスペンスやホラー好き
ループもの好きには
勿論読んでいただきたい
のですが

舞台が和歌山で
方言や特産品など細かい部分でも
こだわりが感じられる作品ですので

和歌山県民や
方言でぐっとくる方にも
ぜひ読んで
いただきたい作品です(/ω\)



信じられないだろ・・・これ全部和歌山方言なんだぜ・・・(7巻より)



===================
サマータイムレンダは
ここが面白い!

===================

ネタバレは極力控えたいものの
タイムリープの要素と
「影」の存在は
説明しなければなりません。


まずは「影」

これは舞台となる日都ヶ島に
存在する謎の生物(?)です。

影は圧倒的な身体能力で人を殺害し
その人から情報を吸収し
その人に成り代わって生活しています。


上2点、1巻より成り代わる途中のシーン。
この演出がCGのレンダリングに似ていることから
サマータイムレンダと名付けられたのかしら…


島では古くから
それっぽいお話しが伝えられ
存在が何となく
認知されていたのですが

本作で活発化しています。

影の生態は?弱点は?
なぜ人と入れ替わるのか
その目的とは何か?


それは読み進めていくにつれ
明らかになります。


で、この影を倒したら
ハッピーエンドなんでしょ?

みたいに思っているなら
甘いっ!( ゚Д゚)

ジャンルにサスペンス要素が
入っているのは
伊達ではない展開が待っていますので
ご安心(?)を。


極力ネタバレ防止のため詳細は控えますね…。
…と言いつつ読み終えた後に深いと感じる1巻を引用


一方で
それらの絶望的な
存在や大きな謎を
解き明かすカギとなるのが

意識だけが時間を遡り
過去や未来の自分に転送される

タイムリープ
という現象(能力?)
です。


本作ではループと呼んでいます

で、このループは
慎平がやられることで発動します


やられることで発動という時点で
万能ではないことがわかりますが

一度起こった事件や
そこで得た情報は持ち越せるため

事件解決の
大きなカギとなっているのは
間違いありません

例えば慎平が
初めてループしたときは
銃で撃たれて
発動します。


戻った先は
島に上陸する前の
船の中なのですが



この時点で
影は実在していて

幼馴染の
小舟澪の影が存在していること
などを知っている状態です。

後は何時に誰が
どういった行動をしているか等
様々な情報をもっていることに。

それらをヒントに
事件解決を進めていくのですが
どうもループは万能ではなく

回を重ねるごとに
巻き戻る時間が短くなっていくようです。


2回目は上陸した直後で


3回目はもっと後・・・

つまり
ループはするものの
段々戻る時間が弱くなっていくので
おそらく回数制限アリ

「影」の生態は全く不明で
物語が進むにつれ
少しずつ分かってくるものの

常に誰かに
入れ替わっている可能性があるため
全く気が抜けない存在


という

ストーリーの
ドキドキ感を味わうための
バランスが絶妙なのも
本作の特徴です。


上4点、1巻より
このキャラたちはこの時点で本物なのか影なのか・・・


この辺が
何度もループしてやり直す!
・・・で済まない緊張感を
生むことに成功しています


2巻より。ゲーム的にいうなら残機はあるけど、やられたらゲームオーバーに近づくみたいな。
希望はあるんだけど絶望感がスゴイ(´;ω;`)


ちなみにループは
もう1つ大きな特徴があるのですが
それは読んでの
お楽しみということで(/ω\)

1巻より

あと
読者自身も情報が
どんどん蓄積されていく
ので

読み返すと
この時点でこいつ影ですやん!(´;ω;`)

とか
何気ない1コマに
事件の真実が散りばめられていたりなど
細かい演出もスゴイです。

ぜひ
一度作品を読み終えてから
再読をオススメしたいですね。

伏線に唸ることは勿論
シーンによっては
怖さ倍増なので!(´;ω;`)


1巻より
こことか怖いデスヨ・・・


このように
読み進めることで
ストーリーに深みが出て
夢中になってしまう作品なのですが

この特性上
1巻を読んだだけだと
作品の真価を味わえないところが
悩ましい…(;´∀`)

1巻時点でも相当な情報量なのですが
私が言いたいのは
2巻以降は…もっとスゲーぞ!
・・・ってことです(`・ω・´)

2巻より

読んでみることを
考えているあなたには
そのことを踏まえて
いただけると幸いです。

ぶっちゃけ1巻だけでも
ループと影の要素は
描かれていますし

これから何かが起こる
不穏さも十分なので

その辺を気に入っていただけたなら
十分読み進めてOKかと!


1巻より

===================
サマータイムレンダは
どこで読める?

===================

まずは試し読みですが

様々な電子書籍サイトで
読むことができます。



ざっと確認したところrenta、コミックシーモア、bookliveなどなど…

多くの試し読みは
1話の途中までなので

一番のオススメは
本作を連載していた
ジャンプ+です!


https://shonenjumpplus.com/


ジャンプ+より。トップページから「サマータイムレンダ」で検索!

3話まで読めちゃう上に
作品の世界観や
秘密を理解するための
「記録」も無料で読めます!


記録#001より
この小学生の日記こわい・・・(´;ω;`)


ただ、稀に上記試し読みできるサイトなどで
期間限定で1巻無料!
なんてことがあるので
そんなセールを見かけたら
ぜひ活用してみてください!(´∀`*)



購入に関しては
書店ではそこそこ見かけるものの
他のジャンプコミックスより
少ないかもしれません


かどえもんの地元は和歌山なので補正でやや多い・・・かも!?

ネカフェなどは
最近行くのを控えており
確認できておらず申し訳ない・・・。

ありきたりな回答になりますが
通販や電子書籍なら確実!
本屋さんで見かけたら
手に取っていただけると嬉しい!

・・となります(/ω\)

実はアニメ化
実写化も控えていますし
そのあたりでの増刷も
期待できそうですね。


というわけで。
あなたも
サマータイムレンダいかがですか。

少年マンガっぽい
ミステリー&ホラーでありながら
田舎の雰囲気や夏っぽさも
感じられる良作です。


いつものあなたも。はじめてのあなたも。読んでくださってありがとう!
記事を楽しんでいただけたなら、ぽちって頂けると嬉しいです!

舞台のモデルとなった友が島でリアル脱出ゲームイベントもあったのですが、スケジュールの都合で参加できず・・・行きたかったなあ(´;ω;`)


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